入稿から納品までをトータルプロデュース 静岡県浜松市の総合印刷会社 東海電子印刷

新着情報

PUR製本のススメ①【生き続ける本】編

2019.10.09

生き続ける本=PUR製本 とは

 

種の起源の著者:チャールズ・ダーウィンはかつてこう言いました。
 
「生き続ける種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。
それは変化に最もよく適用したものである。」

 
では「生き続ける本」とは?
 
今、冊子や書籍を取り巻く環境が大きく変わってきています。ネットからは情報が溢れ、電子書籍が台頭し、本の存在意義が問われる時代になりました。
しかし冊子にしても書籍にしても印刷物はただページを順に束ねただけのものではないと私たちは考えます。
 
1つの印刷物にたくさんの人が関り、伝えたい内容をギュッと詰め込んで皆様に伝える。
デジタルの無個性な情報を拾い読みする短命なものであってはならない。
 
その前提として本や冊子そのものが生き続けなければいけない。
  
だから私たちは、本の価値を見出します。
 
それがダーウィンのいう適応力であり「生き続ける本」。
 
そしてそれは「PUR 製本」という手法で可能になるのです。
 
 

「PUR製本?」 と聞きなれない言葉だと感じる方も多いと思いますが、

簡単に言ってしまえば、本の背に新型接着剤「PUR(ピーユーアール)」を使用した製本のことを指します。

 

「生き続ける本?」これも聞いたことのない言葉だと思うのですが、この新型接着剤「PUR」を使用した製本は耐久性に優れ、一般的な製本よりも長生きします。この特性を踏まえて「生きている化石」になぞらえ、当社で作成した造語です。

 
当社では積極的にこのPUR接着剤を使用した製本を勧めております。 それはPUR製本の持つ数々の魅力があるためです。
 
今回はこの新型接着剤「PUR」と従来型接着剤「ホットメルト」の違いについて説明したいと思います。

 

PUR_norinori_

 (これがPUR接着剤です。)


PURは、接着強度が強く、もともと建築用パネルや自動車の内装材、電化製品の裏パネルなどの高温の場所に使用される工業製品の接着剤として広く使われてきました。
トヨタ自動車の環境報告書に「古紙再生時に分離除去が容易な」接着剤と謳われたことで、「環境対応接着剤」として注目を集めました。
 
一方、現在の印刷・製本業界でもっとも一般的な製本用接着剤は通称ホットメルトと呼ばれる接着剤です。
このホットメルトは、一定の接着強度があり、加熱すると溶け、冷却すると硬化するという使い勝手の良さから、広く普及し、値段も安価に手に入るようになりました。
皆様の生活の中で身近なものですと、グルーガンのスティック型接着剤(グルースティック)をイメージしていただければ、理解しやすいかと思います。
 
ですが、このホットメルトも広く普及したことで多種多様な冊子や書籍が出てくるようになり、徐々にその特性(弱点)があらわになってきました。
そこで登場してきたのが他業界で評判のPUR接着剤でこの接着剤を印刷・製本業界でも使用する動きが出てきました。
 
以下はホットメルトとPURの比較表となります。

   作業性   原料コスト   接着性   柔軟性   耐熱性   耐インキ 
溶剤性
 リサイクル性 
ホットメルト  ◎   〇   △   △ 
PUR

  
上の表の通り、PURはホットメルトと比較して、柔軟性からリサイクル性まで優れています。
こんなにも性能の優れているPUR接着剤なのにホットメルトほど普及しない理由は「作業性」と「原料コスト」です。
 
実は、PUR製本自体、国内では約15年ぐらい前から、実用化され始めています。しかし国内のPUR製本の普及率はまだ少数です。
 
日本国内での普及率の低さとしてPUR接着剤の作業性の難解さとそれに付随する機材/原料コストの高さにあります。ホットメルトは固形の接着剤を熱で溶かして、熱源を切って一旦固まっても、翌日また溶かせば、そのまま使えます。
ところがPURは一度固まってしまうと、その後、熱を加えても溶けることがありません。つまり残ったPURは再利用できないのです。
 
更にPURの特性として、空気中の水分と反応して硬化していくのですが、多湿の日本では、4時間ぐらいで、硬化してしまいます。(普及率が高い、湿度の低いヨーロッパでは、約8時間以上製本可能)
そのため、再利用できず廃棄する接着剤の量、後処理の機材メンテナンス、普及率の低さからくる高価なPUR接着剤、高価な機材、オペレーターの経験不足など様々な要因が普及率を高めていないのです。
 
それでも近年は簡易的なPUR製本機が普及するようになり、少しづつ普及し始めています。
ただし本格的なPUR製本機と比較すると1時間当たりの生産数に差が出てきます。
簡易的なPUR製本機が1時間あたり100冊~300冊とした際、本格的なPUR製本機は1時間当たり2500冊~3000冊の生産数となります。
この生産数の高さは、その後の乾かす工程にも影響していきます。早く生産できればそれだけ早く、乾燥時間に回せるというわけです。
 
弊社ではこの本格的なPUR製本機を所持しており、最先端のPUR製本技術がお客様とユーザーに付加価値を提供し、御社の販売力を高めるお手伝いができます。
是非、各営業スタッフまでお問い合わせください。
 
次回はPUR接着剤のもつ「強固な接着力」について説明したいと思います。(→PUR製本のススメ②【強固な接着力】編
 
下記でもPUR製本のお見積り等、受付致します。

お問い合わせください。

 

 

お問合せはこちら

  

T E L. 053-448-5711(代)

 

TOP

東海電子印刷株式会社    〒432-8051 静岡県浜松市南区若林町888-122 TEL: 053-448-5711(代) FAX: 053-448-5742(代)

Copyright (C) TOKAI DENSHI PRINTING co.,LTD. ALL Rights Reserved.